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ホームレス中学生 小説感想

(2009-02-28)
昨日図書館で順番が回ってきたので、借りてきました。

ホームレス中学生 田村裕。



1時間半くらい?2時間はかかってないと思います。そのくらいでスルーーーーっと読めました。
これを読んで、にーちゃんの「ホームレス大学生」も読んでみたいと思いましたが、今図書館ではこっちの方が予約数、多いんだよねえ・・・。どうしようかなあ^^(只今45人待ち)



でも何となく、ホームレス中学生を読んだ後では、おにいちゃんの本は新刊で買おうかな・・・と思ってしまうような、そんな気持ちになります。←実際買うかは今金欠なので保留ですが^^。

あんまり芸能人の書く本と言うものを読んだ事がないので、そういう本は「ゴースト」が書くものだというイメージがありましたが(イメージ古過ぎ?)、この本の素朴な文体は本人ですよね^^
文筆業プロの文ではない、でも平易で読みやすく、味があって、不幸な辛い事でも必要以上に物事を飾り立てず、淡々と書いてあるのが、いい印象だったと思います。

テレビでお笑い番組と言うものもほとんど見ませんので、この方もゲスト席に座ってる???ような番組で2度ほど拝見しただけだと思うのですが、その時の印象は決していいものではなく^^。
少なくとも謙虚な人には見えませんでしたな(笑)。←テレビのキャラそのままが素のキャラクターではないでしょうけど。

しかし、この本を読むと、その印象は変わります。

公園で寝泊りしていた時の事、そして食べるものが何もなく、お金もなく、自販機の下を小銭を求めて探し回り、わずかな小銭でパンを買い、でもそれでも成長期の中学生に足りるはずもなく。
そういう場面が、必要以上に悲しさをあおるように書かれているのでなく、非常に淡々と事実のみを書き連ねたと言う印象。
読んでいて、辛かったんだなあ、しんどいよなあと思う反面、子供の作文を読むような、不謹慎かもしれませんが、どこか暖かい気持ちで読めてしまうの文体。

友達の家族に助けられ、近所の人に助けられ、兄弟3人で頑張って生活するようになり。

またこの兄弟がいいんですよね。兄ちゃんはもう本当に、しっかりもの。弟の眼から見た兄ちゃんなので、その心の中の本当のところは分かりませんが。一番プレッシャーも大きかったろうし、辛かったとは思います。
姉ちゃんは女であるだけやっぱり負担も大きかっただろうなと。
でも普通に兄弟でケンカとか、してて。普通の感覚でいられる事がすごい事だと。

この兄弟を見てると、一人じゃなくて良かったね、って本当に思います^^。

いろんな人の暖かさに触れて、感謝の気持ちを素直に感じていく。彼のように辛い事にあわなくても、普通に生きてたって、一番大事なことですよね。忘れがちではあるけれども、そういう他人様に対する感謝の気持ちをまっすぐに表現する田村少年の気持ちは、非常に心に響きました。

そして問題のお父さん。お父さんの辛い状況も、ちゃんと説明されてるんですけれども、私はやっぱり同じ親として、共感は出来ないです。それは私がそこまでの辛い事にさらされた事がないからかもしれないけど、でもやっぱり共感は出来ないのです。

それでも田村少年は、お父さんを恨みせず、逆にもっとお父さんの助けになれなかった事を悔やむんですよ。本当に真っ当な精神の子供ですよね。

そんな田村少年を作った、大元であるお母さん。
お母さんの愛情が、そしてお母さんに対する愛情が、この本では率直に、これでもかって言うくらいつづられていて。田村少年にとっての、お母さんの存在の大きさが痛いほど伝わってくるのでした。

最後は泣いちゃったよ。

読んだ後、何だかとても優しい気持ちになれる本でした。


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ブログアップしました。

私も先週の金曜日そういえば読んだのです!
なので今あわててブログにアップしました^^
いい本でしたよね。
もうジーンとしちゃって、私も泣いた(笑)

私も!

読みやすいから、読みなさい!って、おねーちゃんには言ったわ。とりあえず今テスト期間中なので^^、終わってからねって。
そうか、妹も読めるね。このくらいなら。娘Bにもお勧めしてみます。
ただ娘Bは「物語」よりも圧倒的に「どうして?」本が好きみたいなので、読んでくれるかなあ・・・^^(学校で借りてくるのは「乳酸菌のひみつ」「きのこのすべて」図書館で借りるのは「365日花言葉」自分で買うのは「鉱物のしくみ」だよ・・・。とほほ。)

下手な小説家よりもずっと読みやすい文って言うのは私も思った!「読みやすい文章を書く」って言うのは、立派な才能だと思うんですよ。
そして全般的に「暖かい」んだよねー。

子供にも是非是非読ませたい本でございました。
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    ゲームと読書と映画と、その感想を書くことを愛するそこら辺の主婦。基本的にはネタバレありです!ご注意ください。
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