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私が彼を殺した 小説感想

(2008-05-23)
私が彼を殺した 東野圭吾。



最初から最後まで、時系列に並んだ筋の上を進む話ではあるが、章ごとに語る人間が違うので、起こる一つ一つの出来事の見方が、いろんな面から見えるようになっている。

詩人、神林美和子は兄である貴弘と、兄妹以上の関係にあったが、ある時穂高誠という脚本家と結婚する事を決める。結婚式が近づき、神林美和子は、兄と、彼女に本の出版を勧め、また穂高を紹介した編集者の雪笹香織、穂高のマネージメントを預かる駿河直之と、穂高のうちで打ち合わせをする。
そんな時、穂高の前の恋人が白いワンピースを着て庭に佇むカーテン越しにこちらを見ていた。

結婚式当日、バージンロードを歩き出した穂高がいきなり口から泡を吹いて倒れ、そのまま死亡。
彼に毒物を渡す事が出来たのは、この中の一体誰か・・・?

って話でした。
それも、この本では犯人は名指しされておりません。
「犯人はあなたです」で終わってるんだもん。
推理の根拠はすべて本編で語られている、後は読者がお探しくださいと。

私は結局分からず、巻末に袋とじが付いていたのでそれを読んだんですが、それも「ヒント」でしかなく、他に解説ページがあると信じていたのに、全くなくって、のた打ち回りましたとも。

一番怪しそうな人・・・って言う、感覚的な推理はするけど、根拠など分からず、結局ネットで探して、事細かに推理してある人の解説を読んで、納得した次第^^
みんな、かしこいねえ・・・。

まあこういうのも面白いけど、でもやっぱり私は作者が「犯人はこいつだ」と、はっきり本編で明らかにして、その謎解きもしてくれる本の方が好きです。←自分で謎解きできないからね^^。

まあ怪しいのはあの人だろうなあとは思いつつ、でも意外性からいったら、実は美和子なんじゃないかとかいろいろ考えたのに。
自分が一番納得いく犯人は、美和子なのよ。もちろん物理的は「出来るタイミング」は全くない人なので、ありえないって言えばありえないんだけど、心情的に、彼女だとよかった。

神林貴弘が語る穂高、駿河が語る穂高、そして雪笹が語る穂穂高。
最低最悪の男じゃん。自分勝手、卑劣極まりなく、いい所なんてこの3人の語る彼の姿からは、かけらも感じられない。
でも美和子は彼のために犯人を突き止めようとするんだけど(半分は自分のためかな)、なんで?って思っちゃう。何でこんな最低の男が好きなの?何で自分を利用する事しか考えてない男を、普通に好きになってるの?

周りの人間が「何であんな男と」って言ってるように、読んでるこっちも最初から最後までずーーーーーっと、それを不思議に思ってて、結局なんであんな男がよかったのかが分からないまま話が終わっちゃうんですよ。

だから、私としては実は美和子が犯人だったって、どんでん返しが欲しかったの^^
裏に黒いものがあるとか、そういう理由なら彼女が穂高と結婚するのが納得できたから。
・・・要は単ににーちゃんとの関係を終わらせたくて、誰でもよかったの・・・か????そんな風にしか思えなくて、何かもやもやしたままなんですね。

話の持っていき方は、相変わらず非常に面白く、途中で先が気になって気になって仕方ない、一気に読ませてしまう文章力はさすがだと思います。
でも、↑その事がちょっと気に入らなかったかな・・・。

今は東野圭吾の「変身」を読んでます。
まだ半分くらいですが、これも面白いです。もやもやを感じずに終われますか、今日、明日くらいに読めるかな^^


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