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永遠の0 小説感想

(2011-07-18)
永遠の0。百田尚樹。




本屋でタイトルと裏表紙のあらすじを見て、ずっと読んでみたいと思ってた本です。とりあえず図書館で予約を入れて、ひと月ほど待ちましたかね。ようやく読めました。

飛行機が好きです。ジャンボジェットとか、飛行場を見に行けるなら、延々離発着する姿を見続けたい^^めっちゃかっこいいと思う。
学生さんの頃、弟が「エリア88」という漫画を持っていて、そのおかげで戦闘機も好きです。F4とかF14、F15、戦闘機っちゅーのはどーにもこーにも心揺さぶられるかっこよさっていうのがあります。見るのも大好きですが、操縦してみたかった(笑)




ちょっと時代をさかのぼって、ゼロ戦、スピットファイア、メッサーシュミットの頃の戦闘機も好きです。そんなことを言い出すと、戦艦とか空母とかも好きなんですが・・・。機械モノが好きなのかもしれません。テレビでたまにやってるロボコン(ガンツ先生が出てくる「アレ」じゃない方のロボコンですよ^^←古!)とかもめっちゃ好きだしな^^

さて、この本がゼロ戦ものということで興味を惹かれて読んでみました。

いや何とも・・・切ない話でございました。

主人公の健太郎は司法試験に落ち続け、気力をなくしてなんとなく生活してる26才。そんな彼に、フリーライターの姉が「亡くなったお祖父さんのことを調べてみたいから手伝って。バイト代、出すから!」という提案をする。

祖父は生きているが、その祖父は祖母が戦後再婚した人で、健太郎たちの母親の本当の父は、終戦直前、特攻隊で亡くなったという事しか分かっていなかった。

戦友会などに手紙を出すと、その中から数名、祖父「宮部」を知っているという人間から返答があり、一人一人に話を聞きに行くことに。
そこで語られたのは戦争の悲惨さ、想像を絶する環境、そして「臆病もの」と非難された宮部の本当の思いだった。

最初に話を聞いた相手が語る宮部は「臆病者」「卑怯者」。
とにかく命を惜しみ、無抵抗の相手を撃ち殺す、そんな人間。

ところが次にあった人間の話では、「確かに臆病者と言われても仕方ないところはあったが・・・」と、前に語られた宮部像とは少し違った人間像が浮かび上がる。

そして何人もの人間の話を聞くに連れ、宮部という人間が徐々分かってくるようになる。そして彼がただの「臆病者」ではないという事も。

この辺の作り方が、なんとなく壬生義士伝を思い起こさせる作りだなあと。
最初に最低の人間像が提示されて、それが徐々に変わっていく。「死こそ最高の名誉」な環境で、「命を惜しむ」異端の人間像であることとか。

壬生義士伝もそういえば記者がひとりひとりの話を聞いていくってパターンでしたね。
そしてこの話のやくざのひと。ちょっと壬生義士伝の斎藤一とかぶるような・・・^^
「虫酸が走るほど大嫌いだった」相手に対する想いとか。

まあその辺はとりあえず置いておいて。
ここで語られる戦場は、とにかく恐ろしかった。まさに地獄。どっちにとっても。

それでもそんな中でも、ゼロ戦の戦いぶりは、そこに登場する搭乗員たちは、かっこよかった。
そんなゼロ戦が、特攻機として使われる戦争終盤。ただただ悲惨で、悲しかった。

ただ、最後、なぜ、宮部は「自分が」生き残らなかったんだろう。命を救ってもらったから、それまで固執していた「生きて戻ること」を諦めたんだろうか。
それはそれで納得がいくような、いかないような。

話としては読み始めると止まらない、本当に面白く読めた本だったと思います。
ただ、主人公の姉のあの勝手さは、必要か?と。

辛いに決まってる話を、わざわざ聞かせてくれる相手に対して、もうちょっと敬意を表してもいいんじゃないかな?と思うような場面がいくつもあって、この「姉」、必要だったのかな?と真剣思いましたね。

そこだけは納得いかず^^

それでも面白かったし、ちょっと色々考えさせられる本でした。


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