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小袖日記 小説感想

(2011-06-11)
活字・・・!活字が欲しい・・・活字に飢えておるんじゃ・・・!と訴えましたらば、まみさんがわんさか貸してくれましたので、日々楽しく読んでおります。

でも今日は仕事がお休みだったので、2冊も読んじゃった・・・。この調子で読んでしまったらまたすぐ終わってしまう!もうちょっと大事に読まなければ・・・。

さて、これは一昨日読み終わった小袖日記。



柴田よしきさん。名前でずっと男の人だと思っていたんですが、この小袖日記で初めて拝見して、内容がどう見ても女の人っぽいので、先ほどウィキペディアで調べてみましたらば、「出産後・・・」の記述があったので、女性と判明。

この内容、もし男の人が書いてたらちょっと共感できないなあと思っていたので、女性だと知って、「やっぱり」と共に、ちょっとホッとしました^^

ある晩、不倫に破局した主人公の「あたし」が、やけになり外をうろついていたところで、突然電流が走り(雷?)、意識を失ってしまう。

意識を取り戻した「あたし」を取り囲み、心配そうに見守る「おかめ」「おかめ」「おかめ」の集団。色白の下膨れ、引目かぎ鼻おちょぼ口。
おそるおそる水面で自分の顔も確認してみると、見事な「おかめ」だった・・・!

「あたし」はなんの拍子か平安時代にタイムスリップしてしまったようで、この時代の「小袖」と呼ばれる女性の体に入り込んでしまったらしい。
この小袖は、宮中に仕える「香子さま」のお世話をする役目で、どうやらこの香子さまが「源氏物語」を書いた「紫式部」らしく・・・。

その香子さまに、お話のネタを拾ってきて提供するのが小袖の役目であるということで、宮中でネタ集めに奔走することになるが・・・。

非常に軽快な文章で、読みやすく、楽しいです。
源氏物語の元ネタになったいろんな宮中のスキャンダル?に遭遇するんですが、源氏物語はあくまで「物語」。そのネタとなった本物の女性たちにはいろんな事情、そして切ない想いもあり。

例えば葵上、そした例えば六条御息所の、悲しくも潔い覚悟といったら・・・。
かと思うと、末摘花の姫君の顛末には「うひゃあっ!」ですよ(笑)

そして最後、小紫に出会い・・・そして。

この小紫がどうなったのか知りたかった。そして本来の「小袖」がどうなったか、非常に知りたかった。その辺が物足りないのが残念。

でも、小袖の上司?にあたる香子さまがまた進んだ考え方のかっこいい女性で、非常に素敵なんです。そして平安時代の日常のいろいろを現代人である「あたし」が体験していくのが、興味深く、また楽しい^^

でもほんとに、「あたし」が平安時代に馴染んでいくより、「小袖」が「あたし」として平成時代になじむ方が1000倍も大変だよなあ・・・。その辺はどうなってたんだろう?と思うのです。雷に打たれて病院あたりで気を失ってたってことなのかな?と思ったり。

それにしても源氏物語。
原文はせいぜい古文の授業で習った程度。現代文は瀬戸内寂聴さんのと、円地文子さん、田辺聖子さん、橋本治さんのを読んでます。
あさきゆめみしはもちろん何ども読んでます。学生の頃に全巻集めて、昨年中3の娘のために文庫版を買い直しました^^
宇治の源氏物語ミュージアムにも行ったことがあります。


初めて読んだのは多分これ。


これも好き^^


面白い。好き^^



誰にでも読める!絵が非常に美しい!永遠の名作^^

でも不思議なもので、学生の時に読んだのと、今読むのとでは感じ方が違うんですよね。
昔は光源氏、「かっこいー」ってなもんでしたが、今は「なんちゅう優柔不断でええかっこいしいで、自制心のかけらもないいい加減な奴だ」って思いますもん^^

その分、昔は「かっこいー」と思ってた光源氏を中心に話を追ってたんですが、今は光源氏はどーでもよろしいのです。その巻その巻に出てくる女性たちのなんと魅力的なことか!!
昔は嫌いだった六条御息所が結構好きになってたり、昔は好きだったはずの紫上がちょっと好きじゃなくなってたり。
他にもひっそりと待つ人も、進歩的に大胆な人も、可愛らしい人、嫉妬深い人、賢い人、本当に色とりどりで魅力的。

これからもっと歳をとったら、また印象が変わるんでしょうか^^

こんな魅力的な物語が1000年も昔からあることに誇りを感じつつ^^、それをネタにした新しい小説読めるのが、非常に楽しいです。

面白かったです。


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