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レインツリーの国  有川浩 小説感想

(2011-02-17)
とりあえず読書の波が来ているので^^(私の個人的なバイオリズムが読書ゾーンに入っているようだ)、いろいろ読んでおります。
図書館でとりあえず目に付いた推理小説ばかり6冊ほど借りて来て読んだのですが、貴志祐介さんの「青の炎」と、雫井脩介さんの「ビター・ブラッド」が面白かったなあ。



雫井さんは「火の粉」も借りてきて、これも面白かったけど「ビター・ブラッド」の方が軽快で好きでした。
そして、クローズドノート、この方だったんですね!今回始めて知りました^^。読んだのは2006年ですね。このブログでも感想を書いてました。いやびっくり。カラーが全然違うように思えたので。



と、言う訳で、雫井さんの本を何か買って来ようと思って、「犯人に告ぐ」(これが一番有名なようなので)を買って来たのですが、ついでに有川浩さんの「レインツリーの国」があったので、これも買ってみました。



まずレインツリーの国。



仕事から帰って、ご飯を作りながら煮込みの最中に読み初め(今日はシチューだったので^^)、先ほど読み終わりました。賞味にしたら、2時間弱くらいかな。そのくらいでさらりと読めました。

・・・よかったわー。これ、好きだわー・・・と、読み終わってしみじみ。
私、この人の恋愛物にはまるわ(笑)←「キケン」はあんまりはまらなかった^^



中高生の頃読んだラノべをふと思い出した伸行。夢中になって読んだそのシリーズは、でもラストが中高生向けの話としては非常にシビアで。
その事がずっと心に引っかかっていた彼は、思いついてネットで感想ページを探す事に。

ほんの思いつきで始めたその行動が、彼と「ひとみ」を出会わせる事になる。

ネットで自分が思ってたような事と似ていて、そしてまた違った視線で書かれている事が嬉しくなった伸行は思わずメールしてしまうわけですが。

なんか分かるわーとか思って^^
メールまではした事はないですが、普段はロム専。ほんまに。いろんな公共?の掲示板的なものも見ますが、書き込んだことはないですねえ。そういうところに飛び込むのは、ちょっと勇気が要る^^

でもそれこそ自分の好きな漫画や小説の感想を探した時に、自分と似ていて(共感できて)、違った視線で書かれている感想(自分が思いもしなかった目線だったり)を見つけたときの嬉しさは、ほんまにほんまによく分かります。

ものすごく稀に、勇気を振り絞って、その方のブログにこの消極的な私がコメントを残したりしますもの(笑)
共感した!!って事を伝えたくなっちゃうんですよねえ。・・・この辺りの伸行の気持ちなんかに、めっちゃ「そうそう!!」と思いながら読んでました。

そしてそれが一方通行でなく双方向になり、そして「会おう」と言う流れになり、「ひとみ」と会う伸行。
メールで会話してた時のフィット感とは微妙にずれた現実の彼女との関わり。

最初の外出は、かなり痛い形で分かれる事に。その理由は、最初、彼女が彼と会うのを渋っていた理由。
最後に伸行が偶然知ってしまった事は、彼女が聴覚障害者だった事。

「障害者」だというフィルターなしで会ってみたかったと言うひとみ。
最初に教えてくれていれば、いろんな対処が出来たのにと言う伸行。

メールで、そしてチャットで、そしてもう一度会って・・・。段々近くもなり、お互いの「差」を思い知らされることにもなり・・・。

この辺の二人の会話が、ほんまに「ぶっちゃけ」た感じで、普通に面と向っていたら絶対言えないような事だよなあ・・・としみじみ。メールだからこそ言える。
出会ったのがネット上で、何度か会っていても知っているのはハンドルネームとアドレスだけって言う微妙な距離感が、また正直になれる要因であったって言うのが、面白い。

ネットで知り合うとか、メアドしか知らないとか、かなり負のイメージが強いけど、そういう距離感だからこそ、近すぎる人には気を使って言えない事まで言えちゃうっていうのはあるよなあと思ったのです。

でも内容は、普通の恋愛小説なんですよ。ほんまに。
私、最初のデート(と言っていいのか?)の別れ際のシーンで泣きましたもん(笑)
その後のふたりの、めっちゃ心情を「ぶっちゃけ」たメールで泣きましたもん^^

またねー、伸行の関西弁が、いい。ミサコさんみたいだけど(笑)、基本方言フェチだけど、関西弁ってすっごい好きなんですよね。昔から^^(生まれは名古屋。今は結婚して関西に来たので、ある意味至福^^)

彼の言葉がきつくて暖かくて、すんごいいいんです。

そして最後、少しずつの歩み寄り。
その心情が、最初に出てきたラノベ(これは図書館内乱にもリンクしているらしいです。私はまだ未読。読む予定はもちろんあり^^)のストーリーと見事にリンクして、その辺りの重なり感と言うかぴったりはまった感と言うか、何といえばいいのか、もう本当に爽快なんです。

いいわー、好きだわ、と。

よかったです。
この方の本は最初に読んだ海の底から空の中、塩の街シリーズと、植物図鑑(これは文庫で出たら買っちゃいそうだ)が大好きなんですが、これもその中に入るくらい好きです。買って良かった^^





・・・最後にめっちゃどーでもいい話。

2章目のサブタイトル、「重量オーバーだったんですね」。これは非常に切ない言葉なんですけれども。読み終わったらね。

でも最初に1章を読み終わって、2章目に入る時にこのサブタイトルが表示されるわけですよ。
1章目で伸行が「一度会いたい」と提案して、ひとみが「会ってがっかりされるのが怖いから」としぶり、でもそれでも伸行が押して押して、何とか会うことを約束し。

2章目で実際初めて会う事になる・・・そのサブタイトルが「重量オーバー・・・」
・・・ごめんなさい。私、ひとみさんが「重量オーバー」な方なんだと、・・・信じて読んでました。ほんまにほんまに、何かもうすんませんって感じでございます。

私と同じ誤った先入観を持ってしまった方いませんかね(笑)?・・・いないか^^



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    ゲームと読書と映画と、その感想を書くことを愛するそこら辺の主婦。基本的にはネタバレありです!ご注意ください。
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